2014年1月10日金曜日

木登りお父さん

木登りお父さん。
からまった凧がとれて、
子どもたちは大喜び。

2014年1月8日水曜日

たくさん失敗する


あたらしい年がはじまりました。手帳をひらくと、真っ白なページが、どこまでも続く。さっぱりとした気持ちで、今年はどんな一年を過ごそうかと、イメージを広げる。

いつもは、あまりはっきりとした目標を決めていません。それよりも一日一日をていねいに、というような、そんな生活を意識していました。でも、今年は、考えようともせず、自然と目標が湧き上がってきたのです。それは「たくさん失敗する」という目標。

音楽を作り始めて、かれこれ18年くらいが経ちました。バンドでCDを全国のレコード店で発売したときをデビューと考えると、そこからも10年以上。その頃は、若手の~、というような見られ方をしていたけれど、最近は自分よりも若い方たちと出会う機会のほうが増えてきています。

頼りがいのある存在になりたい、そんな意識から、今まで以上に責任感をもって音と関わることが、少しずつできるようになってきています。でも、その意識が強すぎて、守りに入りすぎたり、安全な方をすすんで選ぶ瞬間も出てきました。もちろん、大人としての立場を考えての判断が必要なときもあるけれど、その比重が高まることへの違和感があるのです。

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先日、ふとしたきっかけで、音楽を作り始めた頃やはじめてCDをリリースした頃の日記を読み返していました。音楽を通して、なにを伝えたいのか。当時の文章は今よりもっと稚拙なものだったけれど、伝えたいもの、表現したい部分は、今となにひとつ変わっていなかったのです。それは今まではっきり意識していなかったことで、気づいたときにはずいぶんと驚きました。同時に、自分の軸となる部分がかっちりとしていたことにうれしさも感じました。

でも、その表現したいことが、どれくらいの強度で、他の人に届けられているのかと思うと、まだまだとてつもなく小さなものです。それはきっと、外側に向けての挑戦、アウトプットが少なすぎたからだと思うのです。自分の内側に向けてはどんどんと掘り下げていけても、それを周りの人に届けようとする気持ちが小さすぎたと思う。完璧になるまでは内側に置いておこう、こんな表現では伝わらないだろうな、といった思いが常にありました。

だからこそ、「たくさん失敗する」という言葉が湧き上がってきたのだと思います。少しくらい笑われてしまってもいいでしょう、時には、がっかりさせてしまうことだってあるかもしれません。でも、そうやって踏み出せた一歩一歩を大切に、2014年を過ごしていきます。

今年もどうぞよろしくおねがいします!